【院長執筆】痛がらないワクチン接種へ

ワクチン接種に用いる針を細くいたしました。

 

これまでも特に問題はなかったのですが、

患者さんの中で一定数ワクチン接種を怖がったり、

ワクチン接種時に痛がる子が見受けられました。

 

当院はワクチン接種時の針を可能な限り、細くすることで

痛がらないワクチン接種を目指しております。

 

ワクチン接種に用いる針の太さを極限まで

細くしましたので現在では27 G針を用いています。

※27 G針は外径が0.41mm

これまで用いていた針は23Gで外径が0.63mmでした

 

ワクチンの粘性はそれほど高くなかったので、細い針での接種が可能と判断いたしました。

細い針を用いた方が、接種にかかる時間は長くなりますが、それでも太い針と比べて0.3-0.5秒ほど差しか生じませんでした。

 

結果、現在では細い針に変えてからワクチン接種時に痛がる子が激減しました。

 

それでもワクチン接種時に痛がったり怖がったりすることはあるので以下に理由を書きます。

 

上記のように針を細くしても反応を示す子はゼロにはなりませんが、体感ではネガティブな反応が半減したと感じています。

私自身も子供の頃のワクチン接種は怖かったですし、痛いので目をつぶって我慢しておりました。

自身がワクチンを打つ立場になったとき、ワンちゃん猫ちゃんが、なるべくワクチンで痛い思いをしないですむようにと工夫を凝らしましたので、ご報告とさせていただきます。

文責:秋山紘平