2024年3月19日
当院の手術実績について 当院では一般的な避妊去勢以外の手術も受けつけておりますので、一部報告いたします。 大腿骨頭切除 若齢の成長期の小型犬に多い病気で、大腿骨頭壊死症(レッグ・ペルテス病)という病気があり
2024年3月13日
フィラリア症とは蚊によって媒介される寄生虫感染症です。体内に入り込んだフィラリアは体中の血管を巡りながら成長し、最終的に心臓や肺動脈に寄生します。 一度寄生されると長期の治療が必要となり、命に関わることもある重大な感染症
2024年3月13日
犬と猫の目が白くなることはどういうこと?|考えられる原因と受診の目安
飼い主様が愛犬・愛猫の目が白く変わるのを見つけた時の心配や不安は、とても大きなものでしょう。 一言で「目が白くなる」といっても、目のどこがどう白いのか、また、併発している症状があるかによって、問題の性質は大きく異なります
2024年3月12日
新薬 リブレラ(犬)・ソレンシア(猫)の使用感について ~副作用の少ない 関節の痛みを緩和するお薬、効果は1か月持続~ 共に神経成長因子であるNGFという物質に対する抗体治療薬です。 NGFは慢性疼痛に深く
2024年2月28日
犬および猫の急性腎不全に対して、一つの回答として腹膜透析があげられます。 透析には血液透析と腹膜透析があげられます。しかし血液透析は高価な透析装置を利用する必要があるため、実施可能な施設は限定されてしまいます。 しかし、
2024年2月5日
【院長執筆】「歯科処置の際の神経ブロック」~痛みのない歯科処置を目指して~
当院ではなるべく、ワンちゃん猫ちゃんに痛みを与えずに処置をしたいと考えております。 その中の一つとして「硬膜外麻酔」を一度紹介いたしました。 今回は歯科処置の際の痛み止めについて、ご紹介いたします。 その前
2024年2月5日
子宮蓄膿症は、細菌の感染によって子宮の中に炎症が起き、その結果子宮内に膿が溜まってしまう緊急性の高い病気です。 犬でよく見られ、また犬ほど多くはありませんが猫でも起こります。 今回は、犬と猫の子宮蓄膿症について解説してい
2024年2月5日
犬と猫の慢性腎臓病について|腎臓は一度傷害を受けると再生しない臓器
慢性腎臓病は、長期間にわたり腎臓の機能がゆっくりと低下していく病気です。高齢の犬や猫で多く見られますが、若い子でも発症することがあります。 また慢性腎臓病は治せないため、病気の進行を遅らせることが治療の目的となり早期発見
2024年1月31日
血圧を気にされている方はいらっしゃると思いますが、皆様いかがでしょうか? 実は犬や猫にも高血圧症がございます。 今回は特に猫の高血圧によって実際に引き起こされた症例の、網膜剥離について解説いたします。 &n
2024年1月26日
【院長執筆】「硬膜外麻酔」~痛みのない手術、手術後を目指して~
“硬膜外麻酔”はご存じない方も多いと思いますが、まずヒトの“無痛分娩”に使用されていることが有名ではないかと思います。 私自身も昔、膝の靭帯手術を受けた際に施術してもらい、その効果を実感しました。ボタンを押
2024年1月26日
【院長執筆】1年間効果のあるフィラリア予防薬プロハート注射について
当院では2024年度から、フィラリアの予防のお注射“プロハート”を導入いたします。 ・注射の初年度はフィラリア検査が必要です。毎年接種するなら次年度からは必要がなくなります。 ※1年間で極端な体重増加があれ
2024年1月12日
犬の子宮蓄膿症をご存じでしょうか? 中年齢の未避妊メス一般的な疾患で、発情のたびに繰り返し子宮内膜が刺激され肥厚し、これに細菌感染が起こった結果発症すると考えられています。 簡単に言えば、子宮に膿や細菌が溜
2024年1月12日
猫で多い疾患のひとつに、尿路結石症(尿石症)があります。 尿路結石症は、腎臓から膀胱、尿道までの尿路に結晶や結石が形成される病気であり、尿道結石とはその中で尿道に結石が存在する状態のことを指します。 今回は、猫の尿道結石
2024年1月12日
犬の代表的な感染症の1つに、フィラリア症が挙げられます。犬のフィラリア症とは、蚊に吸血されることで感染する可能性がある病気です。 感染してしまうと、体内に寄生したフィラリアによって様々な症状が引き起こされます。末期になる
2024年1月9日
※注意 手術画像あり 哺乳動物の清掃は左右の腎臓直下に形成され、ゾウやクジラなどの一部の動物を除き、胎生期から出生後にかけて腹腔から鼠経管、鼠径部皮下を通り、最終的に陰嚢内へ下降します。 これを精巣下降とい
2023年12月25日
人の病院とは単純比較できませんが、動物病院ではいろんな疾患に対応するために割とよく抗生物質を使用します。 しかし、困った場面にも遭遇します。 「耐性菌」という言葉をご存じでしょうか? &nbs
2023年12月21日
「急に猫が歩けなくなった」、「足を痛がっている」 それは動脈血栓塞栓症かもしれません。 血栓は後肢へと通じる動脈の遠位大動脈に生じることが多く、急性の不全麻痺、激しい疼痛などの急性の兆候を示します。大腿動脈
2023年12月21日
人間の私たちでよく聞く歯周病は、犬と猫でも3歳以上になると約8割が発症していることをご存じでしょうか。 歯周病になってしまうと、歯肉の炎症や痛み、歯のぐらつきから食欲不振になってしまうことに加えて、重症化すると心臓や腎臓
2023年12月21日
犬と猫の避妊去勢手術は、病気の治療による手術とは違い必ずしないといけない手術ではありませんが、望まない妊娠を避けるためだけではなく、適切な時期に行うことで一部の病気の予防ができ、ペットの問題行動の改善につながるなどの多く
2023年11月30日
ワクチン接種に用いる針を細くいたしました。 これまでも特に問題はなかったのですが、 患者さんの中で一定数ワクチン接種を怖がったり、 ワクチン接種時に痛がる子が見受けられました。 当院はワクチン